私もよくyoutubeを見るのですが「弁護士も食えなくなってきてるから仕事をあげると喜ぶ」等の表現をよくみかけますが、概ね正解であろうと思ってみております。私の拙い経験から申し上げますと、10年、20年くらい前と比較すると急激に平均所得が減少しており、その傾向はまだまだ続くものと思われます。弁護士が預かり金から横領するというニュースを毎月のように見るようになったのもその表れになるでしょう。
ではなぜ弁護士の平均所得は急激に下がってきているのか。
➀まず挙げられる理由の一つとして、弁護士数の急激な増加が挙げられる。ロースクール・新司法試験制度の創設に伴い司法試験の合格者数が激増したことに伴い、弁護士の間で仕事の奪い合いが始まりました。そして、現在でも合格者数は高止まりしており、この傾向が続くことが予想されます。
②次に挙げられるのは、過払い金返還訴訟等のいわゆる産業バブルのようなものがなくなってきたことが挙げられる。先輩の弁護士に「当時の過払い金バブルは本当にすごかった」、「ほとんど労力をかけずに儲かった」などの話をお伺いしました。現在においてはこのような産業バブルのようなものはなく、子どもの連れ去りを助長する弁護士が一部に存在するという噂を聞くくらいである。